医療コラム

東南アジアを旅行する際に接種すべきワクチン

05.05.2026

Doctor preparing a travel vaccine injection with a syringe and vial.

マレーシアに住んでいる皆さまも、長期休暇や連休を利用して、周辺国へ旅行される方も多いかと思います。

特にクアラルンプールからは、東南アジア各国へのアクセスが良く、物価も安いため、多くの方々が休日に旅行を楽しんでいるかと思います。

ただし、そんな東南アジアの国々は日本とは異なり、多くの伝染病が発生している地域でもあります。旅行先で様々な感染を未然に防ぐためにも、ワクチンは必須です。

嬉しい楽しい旅行にするためにも、東南アジアを旅行する際に受けておくべきワクチン情報を知っておきましょう。

狂犬病ワクチン:東南アジア各国には野良犬が多く、中には狂犬病を持っている犬もいます。一旦発症すると、ほぼ100%助かる見込みのない狂犬病は受けておくべきです。

破傷風ワクチン:怪我や野良犬などに噛まれた咬傷(こうしょう)から発生するものです。

デング熱ワクチン:蚊から伝染する伝染病です。

腸チフスワクチン:不衛生な食べ物や水から感染する腸チフスは、旅行先で高級店より現地の屋台などの食事を楽しみたい方には、ぜひ接種をお勧めします。

コレラワクチン:こちらも旅行先の不衛生な食事や水を介して感染します。

また、これら以外にもA・B型肝炎や麻疹・風疹、日本脳炎(名前から日本のみと誤解されやすいですが、東南アジアも多い)など、受けるべきワクチンは多種多様です。

旅行予定がある、または気になる方がいましたら、一度ご相談してみてくださいね。


著者紹介

ビビアン医師/Dr. Vivien

ビビアン医師/Dr. Vivien

Medical Director/Family Medicine Specialist (家庭医療専門医)

モスクワにて医学部を修了後、マレーシア・ペナンの総合病院で臨床経験を積む。その後、ペラ州バトゥ・カジャ病院やセランゴール州のクリニックにて常勤医師として勤務。2018年よりひばりクリニックに勤務し、現在はメディカルダイレクターとして地域医療に従事している。小児科および心療内科に関心が高く、患者さま一人ひとりに寄り添った診療を大切にしている。