医療コラム

デリバリー大好き!でも食中毒は!?

18.10.2026

20261018 デリバリー大好き!でも食中毒は!?

スマートフォンから簡単に注文できるフードデリバリーサービスは、マレーシアをはじめ多くの国で広く利用されています。しかし、テイクアウトやデリバリーフードは調理してから食べるまでの時間が長く、気温が高いマレーシアでは食品が傷みやすいため、食中毒のリスクが高いと考えられます。

そもそも食中毒とは、原因となる細菌やウイルスなどが付着した食品を食べることで、腹痛や下痢、嘔吐、発熱などの健康被害を引き起こす病気を指します。では、食中毒のリスクを下げるためには、どうすればよいのでしょうか?

最近はデリバリーで置き配も普及していますが、食べ物は決して玄関先に放置しないようにすることが重要です。料理を受け取ったら、すぐに室内の適切な温度で管理しましょう。また、​​食べ物の入った容器はお皿に移し替え、食事の前には必ず手を洗うなどが対処法として有効です。デリバリーやテイクアウトの最大の利点は、お皿や食器を洗わなくて済むことなのに・・・と思うかもしれません。でも、あとで苦しい思いをして後悔しないためにも必要なステップです。また、「食べ切れる量を頼む」ということが大前提ですが、もし食べ残しが出た場合は、届いた容器のままではなく、清潔な保存容器に移し替えて冷蔵保存しましょう。

また、信頼できる店舗を選ぶことも重要です。口コミや評価を確認し、衛生管理がしっかりしている店舗を利用しましょう。注文が集中する時間帯や配達距離が長い場合、調理されてから食べるまでの時間が長くなることがあるため、注意が必要です。異臭がする、見た目に異常がある場合は、無理に食べないようにしましょう。

忙しい現代人には欠かせないテイクアウトやデリバリーフード。安心して食事を楽しむために、いま一度、食べ物の取り扱いを見直してみてはいかがでしょうか。


著者紹介

ビビアン医師/Dr. Vivien

ビビアン医師/Dr. Vivien

Medical Director/Family Medicine Specialist (家庭医療専門医)

モスクワにて医学部を修了後、マレーシア・ペナンの総合病院で臨床経験を積む。その後、ペラ州バトゥ・カジャ病院やセランゴール州のクリニックにて常勤医師として勤務。2018年よりひばりクリニックに勤務し、現在はメディカルダイレクターとして地域医療に従事している。小児科および心療内科に関心が高く、患者さま一人ひとりに寄り添った診療を大切にしている。